向井康二のこと
2021年9月19日(日)。
「行列の出来る法律事務所」にスノーマンが出演した。
その日はなにわ男子のJr最後のツアーのオーラスで、私はリアルタイムではそれを見ていなかった。
大吾くんが、目に涙をいっぱいためて客席を見渡して関ジュ最後のコンサートを噛み締めながら終えた頃、テレビでは康二くんが、関ジュについて話していたようだ。
関ジュ時代のKin Kanについて、どうやら話しているようなツイートがたくさん流れてきた。
数日後、私は撮りためていたいくつかの康二くんの番組とともにそれを見た。
そして、なんだか嬉しくなった。
なぜなのか、そのときはよく分からなかったけど、なんだかちょっと幸せな気持ちになって見終えた。
何がこんなに嬉しくて幸せだったのだろう。
その答えに辿り着く前に、ひとつ自分の気持ちにも変化があることに気づいた。
あれ?
この月の始め、私はこんな下書きを残していた。
「まだ苦しい。
康二くんがスノーマンでいることには納得してる。
デビューできて、だから私は康二くんを見つけられて、あのまま関西にいて消えてたら出会えなかった。
だから、ここにいてくれて嬉しい。ありがとう、こーじくん。
でも苦しい。」
向井康二を認識してからずっと、私は康二くんが関西にいないことにとてつもない違和感を感じて、苦しんだ。
(当時からファンだった人の苦しみはこんなもんじゃなかったと思うから、こんなん言うのも申し訳ないのだけど。
後追いですらこんなに苦しいんだから。)
SnowManで楽しそうに活動している康二くんを受け入れてあげたいのに、つい、なんで康二くんはここにいるんだろう、関西にいないんだろう、そう思う日々だった。
このとき苦しかった1番の原因が、康二くんの根っこは関ジュなのに、それがあまり表に出されていないことだったんだと思う。
もちろん、いろんなバラエティーで、ボクは関西Jrでずっとやってきて、、、という話もしていたし、
めめこじの無人島脱出では、めめが康二くんがデビューのチャンスを何度か逃して苦労してきた話なんかもしてくれた。
それでも何となく、私の中にはしこりが残っていて。
康二くんは関西ジャニーズJr。
あんまりにもその思いが強すぎた。
結論からいえば、行列(と、めめこじ冒険少年のタイカレー作りとシゲと張り合いながらドライフラワー歌う康二くん)を見たあとのあの気持ちは、
康二くんも東野さんも番組そのものも、「関西ジャニーズJrだった向井康二」を押し出してくれていたからだと思っている。
関西でグループが出来ているとき入れなかった
ボクは関西で引っ張ってた人
関西Jrトップ2くらいにはいた
この言葉が全国放送の、日曜日のゴールデンタイムのジャニーズ番組ではない中で発せられて、
それに対して共演者の方が「へぇーーー。」と素直に驚いてくれて。
きっと、ジャニーズファン以外には、まだ知られていないことだったんだな。
そして今それを発信しようとしている時期なんだろうな。
事務所なのか康二くんなのか分からないけど、発信してもいいよってなにか風向きが少しかわったのかもしれないな。
そんなことを漠然と思った。
紫耀くんとグループを組んでいたことも、世間の人は知らなかったことのようで、その話が出たときにはまた驚きの声が上がった。
私にとっては当たり前のことで、むしろそっちが康二くんの居場所だとすら思っている節もあったから、だからそれを世間に発信してくれたことも嬉しかった。
(しかも紫耀くん本人からオチのついたコメント付き! Kin Kanのやり取りがゴールデンで!)
TwitterのTLがざわついた、なにわ男子のトリオ(道枝、長尾、高橋)を選んだのはオレ発言も、
あぁ、よく分からないけどジャニーズの裏話を語るこの回で、向井康二は関西Jrの話だけしていいって、そういうポジションになれたのかなと嬉しかった。
これまで私が康二くんを認識してから追える限り追ってきた番組では、康二くんが関西から来たってことは言ってくれてたけど、
メンバー勢ぞろいの中でこれだけ関ジュを語らせてもらえることはあまりなかったように思っていた。
時間軸は狂っているけど、あくまで私が好きになったのは「関西ジャニーズJr向井康二」だったから、
ほかのメンバーJr時代の話をしている横ですごくサラッとしかその話をさせてもらえないのがなんだかずっと苦しかった。
特に1番距離が近かったはずのなにわ男子や平野紫耀の深い話が康二くんの口から出てくることがテレビではまずなくって(たまーにチラッとでてきたけど)、それが寂しかった。
私だけが関西ジャニーズJr向井康二の影を追い続けてるのかな。
今目の前にいるのは、康二くんであって康二くんじゃないのかな。
そんなふうにも思うこともあった。
別の話になってしまうが、その少し前にもラジオで、康二くんはなにわ男子のデビュー発表について珍しく長々と話してくれていた。
大ちゃんの名前も出て、関ジュ向井康二の顔がのぞいて、すごく嬉しかった。
でもそこにはめめしかいなかったから、だからこんなに語ることができたのかな、とも思った。
(追記: 後日、雑誌を通じてその話が大吾くんの口からも聞こえてきた。
康ちゃんは一緒に頑張ってきた戦友やから、デビュー発表後の公演を観て「覚悟を感じた」って言ってくれてめちゃくちゃ嬉しかった。康ちゃんはライバルというより、アイドルとして日本のエンタメ界を一緒に盛り上げていきたい。みんなで歌えることが楽しみ!
こじだい( ߹𖥦߹ )なにきんの、大西畑るたこじの絆は永遠だよ。)
同時期になにわ男子のコンサートのゲームコーナーでも「関西ジャニーズ」の括りで向井康二の名前がしょっちゅう出てきた。
康二くんは今でも「関西ジャニーズ」の一員なのだと嬉しかった。
(しかもそのたびに大吾くんがこーちゃんとの絆をアピールしてくるのがまた最高だった。)
(リアルタイムで大吾くんと康二くんの絡みを見た事がなかったから、私が追っているのは幻ではないんだな、本当にこじだいって存在するんだなと、安堵もした。このときは大ちゃんサイドからだけど。)
だから、康二くんがゴールデンの番組で、メンバーの前で自分から堂々と、関ジュを引っ張っていた、オレもトップだったって宣言してくれて、関ジュの話をしてくれて、
これが聞きたかったのだと、
やっぱり向井康二は関西ジャニーズJrだったのだと、
すごくすごく安心して、なんだか幸せな気持ちになったんだと思う。
(ダイアンさんまで出してきて、康二くんのゴイゴイスーも流してくれたのも、関ジュ向井康二を真っ向から肯定してくれてるように感じた。)
まとめて見ていた冒険少年では関ジュでムエタイブラザーズをやってたって話や、WEST重岡大毅同期だとかそんな話もこぼれおちてて、それが私の幸せ気分に拍車をかけたのかもしれない。
さらにいえば合わせて見たその前の回の冒険少年の企画で、あばれる君と芸人さんとチームを組んだ康二くんが、なんだかあの頃のまいジャニの康二くんようにいきいきして見えて、
あ、東京ではなかなか出せない顔も、ちゃんと出せる場所を康二くんはもう「SnowMan向井康二」の肩書きをつけた上でつかんでいるんだと気づいた。
まいジャニの中で龍太くんや大ちゃんのしっかりとしたツッコミを軸にして、ときに丈くん末ちゃんやリチャを巻き込んでボケたい放題ボケたり、たまに自分でも突っ込んでみたり、大忙しの大賑わいの康二くんを好きになったから、
あそこまでテンポよくボケたり、突っ込んだりできる康二くんが現在の時間軸ではなかなか見れないことはとてつもなく違和感があったし寂しかったのだ。
それも心の中で私がSnowMan向井康二を受け入れきれなかった理由の一つだったのかもしれないな、と思ったりもする。
冒険少年はそのしこりをまたひとつ、ほぐすキッカケになった。
ここまで書いてみて思った。
きっかけは一つだけじゃない。
なんだかじわじわと、あちらこちらから「関ジュ向井康二」が世間に放たれて
同時に「SnowMan向井康二」の居場所が明確に私の目に見えた。
だからこの日の「行列のできる法律相談所」を最後に私はやっと納得できた。
康二くんはちゃんと「元関西ジャニーズJrの向井康二」であり、
目の前にいる康二くんはちゃんと関西ジャニーズJrだったという過去をしっかり背負ってSnowManとして立っているんだ。
本当はそんなこともっと早く気づかなきゃ行けなかったのに、こんなに遅くなってしまった。
ごめんね、康二くん。
やっとやっと、今の向井康二に追いついた。
なにわ男子がデビューを発表して、なにわの周りもそして多分康二くんとなにわの関係も少し変わって言っている気がする。
これから先も康二くんを見ていればそこに関西ジャニーズ映り込み、
関西ジャニーズを見ていれば康二くんが映り込んでくるのだろう。
過去のまいジャニから関ジュを知って康二くんのことが大好きになり、SnowManまで追いかけてしまった西畑担としては、この先康二くんと大西畑とそして紫耀廉が全国ネットで集結し絡み合う姿がとにかく楽しみだ。
近い将来そんな日が訪れると信じて。
これからも目の前のあなたが大好きです。
ずっとずっと応援するからね。
そして、康二くんが好きなSnowManを、これからますます好きになっていきます。
(いや、好きなのよ、もう。
パフォーマンスがとくに、ね。
あとは全員の人柄をもう少しよく知って行きたいな。
もっともっと好きになりたいな。
そーゆー意味ね。)
終わり。